観劇 ピサロ 観てきたよ
PARCO劇場 でピサロを観てきたよ。
本当は、3月13日からだったんだけど、コロナの影響で、今日が初日になったんだよね
演出: ウィル・タケット
出演: 渡辺謙、宮沢氷魚、栗原英雄他
超個人的な感想だよー。
前半は、インカ帝国に行くまでの内容で、全体的にセリフが多かったのと照明が暗いので、少しウトウトすることもあったよ。もう少し簡潔でもいいような。。
後半は、インカ帝国へ着いてからの内容で、文化信仰の違いや、その当時のキリスト教の傲慢さなど、渡辺謙と宮沢氷魚の衝突を通して語りかけてくる感じだったよ。
やっぱり、渡辺謙は凄いなーと思った!豚飼いから成り上がった将軍を見事に演じていたよ。渡辺謙の舞台は初めてだったので、最初は何だかなあと思ったけど、どんどん引き込まれていったよ。
今まで全ての物差しがお金だった、学がない成り上がりの将軍が、高貴で無垢な青年王に接したことで、人としての幸せや、知識、信頼関係などを知り、これまでの価値観が崩壊していく感じがよく伝わってきた。見事だなー。
対する宮沢氷魚も見事だった!
渡辺が動の演技だとすると、宮沢は静の演技。ずっと同じ姿勢でピクリとも動かない。観音さまの像かと思ったよ。首の角度、指先の開き具合、角度まで全然動かないの。とてもとても美しい佇まいなの。雅な感じで日本の皇室に通ずるものがあったよね。
それに雰囲気、お顔、表情に気品と威厳があり、青年王そのものだった。この青年王の精神の高潔さやオーラがすごかったので、スペイン隊の卑しさの対比が明確でとても素晴らしかった。宮沢氷魚恐るべし。殆ど上半身裸なんだけど、若い王さまらしく、真っ白なんだよね。それに、無駄な贅肉も必要以上の筋肉もついてなくて、儚い王という感じがでていたよね。全てにおいて素晴らしかった。宮沢へ感情移入しすぎて、途中から、結末を想像すると悲しい気持ちですいっぱいになって見ていたよ。。
この舞台は、昔、山崎努と渡辺謙でやったことがあるみたい。渡辺謙が青年王って正直ピンとこないんだけど、またタイプが違う王さまだったんだろうなー。
PARCO劇場は、リニューアルされてとてもキレイになってたよ。劇場規模も大きすぎなくて、観劇に最適な規模かな。後ろの方の席だったけどよく見えた。双眼鏡使ったけどね。
この舞台は、観ておいた方がいいと思うよ。
🎵どにくぴ評価 ★★★★★
写真お借りしました
よろしければ、ポチっとお願いします
ひとりごとランキング